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Channel: 理系のシゴトバ –就職ジャーナル
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<後編>【ミハル通信株式会社】社員インタビュー

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-基本情報-
【本社場所】本社・工場 神奈川(鎌倉市岩瀬)
【営業所・出張所】東日本、中部、関西、中国、九州に各営業所。西東北、信越、北陸、山陰、四国に各出張所。計11カ所
【従業員数】230名(パート・契約社員含む、2016年3月現在)
【事業内容】ケーブルテレビ用センター設備、伝送機器および放送映像機器などの研究開発・製造および販売
-ミハル通信のすごいトコロ-
1955年の創業以来、CATV市場向けにセンター設備や伝送路機器などを、設計から調達・開発・製造・検証まで、一貫して自社で行うことで高品質を実現。そこが評価され、国内において多くの製品がトップクラスのシェアを獲得している。

前編では【ミハル通信株式会社 ビジネス・テクノロジーセンター】のシゴトバを紹介しました。

後編では、同センター エンベデッドシステムユニットに所属する久野友貴人(ひさのゆきと)さんに入社経緯や入社の決め手、会社の魅力などをお話ししていただきます。

<後編>「ミハル通信株式会社」で活躍する社員にインタビュー

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-学生時代の専攻を教えてください。

九州工業大学大学院情報工学府情報科学専攻を修了し、2014年4月ミハル通信に入社。
学生時代は情報科学の中でも生物系に進み、脳波の解析に関する研究を行っていました。なぜ、この研究テーマを選んだかというと、話そうとすることを予測するなど、単純に脳波を解析するということが面白そうだと思ったからです。

 

-就活中の企業選びで大切にしていたことと、ミハル通信への入社の決め手を3つ教えてください

1. モノ作りができること
2. 自分の持っている解析技術が生かせること
3. 理系出身者の場合、開発への配属が100パーセント保証されていたこと

私が大切にしていたことは3つあります。まずはモノ作りができる環境であることを重視しました。モノ作りといってもSIerのように、システムという形として見えないモノではなく、目に見える完成形があるもの、自分の手で確認できるモノが作れる会社がいいなと感じていました。次にこだわったのは、学生時代に学んだ知識がなるべくなら生かせるところ。通信系の会社に絞ったのは、脳波の解析で培った解析と信号処理の技術が生かせると考えたからです。最後にやりたいことができる環境が提供されていることです。開発に携わりたいと思っていたので、どんな環境で開発が行われているかなど、先輩に聞いたり、大学の就職活動センターなどで情報収集をしました。

 

そして、企業選びの軸で大切にしていた3つのことすべてを満たしていたのがミハル通信でした。モノ作りといっても、いろいろなモノ作りがあります。例えば部品を調達してきて組み立てを行うというモノ作りもあれば、ミハル通信のように自社で確固たる技術を保有し、設計・開発から製造、販売まですべて自社で行っているという会社もあります。私が考えていたモノ作りは後者。自社で技術開発に取り組みながら、お客さまのニーズに応える製品を作っていきたいと考えていました。またミハル通信の場合、理系出身者で開発希望者はすべて100パーセント、開発に配属されることも決め手の一つとなりました。しかも工場見学に訪れたところ、シゴトバを隠すことなくオープンに案内してくれるんです。実際にどんな環境で働けるのかを事前に知ることができたのもうれしかったですね。

 

-入社してから感じるミハル通信の魅力は?

シゴトバに広がる雰囲気の良さです。一人ひとりのデスクは仕事に集中できるようブースで囲まれていますが、だからといって聞きにくいということはありません。もし何か困っていることがあれば、先輩に聞くとすぐにサポートしてくれます。また雰囲気が明るいのも働きやすさにつながっています。CATV関連の機器の開発現場なので、あちこちに検証用のディスプレーが設置されており、さまざまな映像が流れています。開発環境としてもなかなかユニークだと思います。

 

-ビジネス・テクノロジーセンターで必要とされるスキル・知識はありますか?

一番大事なのは、モノ作りが楽しめるかどうかです。この業界は非常に進化が速いため、次々と新しい技術が登場します。したがって開発に携わるには、勉強が欠かせません。つまり好きでなければ務まらない仕事です。学生時代の専攻で多いのは電気電子と情報の出身者です。物理系の出身者も多少ですがいます。コミュニケーション能力も必要です。前編で述べましたが、製品開発においてはハード、ソフトの技術者が7~8人でチームを組んで行います。チームで開発をスムーズに行うには、コミュニケーションは欠かせないからです。

 

-入社を目指す学生さんへアドバイス

私は面接の時に、自分を良く見せようと少し繕うことをしました。でもそんなことは、面接担当者もお見通しなのです。したがって素ではない自分で面接に臨んだ会社からは、なかなか内定をもらえませんでした。ミハル通信ではモノ作りに携わりたいということから、プラモデルづくりという趣味の話になったのです。自分を繕うことなく、モノ作りがしたいという話ができたことで、現在、ミハル通信で開発に携わっています。ぜひ、自分本来の姿で勝負することをお勧めします。ミハル通信でモノ作りを一緒に楽しみましょう。

 

5年に2回、社員旅行を開催

ミハル通信では5年に2回、社員旅行を実施しています。写真は15年9月に実施された社員旅行です。社員のほとんどが参加するそうです。
「当社が60周年を迎えた記念として、1泊2日で京都に行きました。宿泊は琵琶湖付近(滋賀県)のホテル。夜は式典・宴会を行い、みんなで盛り上がりました」(久野さん)

▼式典の後に行われた宴会での一コマ。右が久野さんです。

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本社にあるリフレッシュルームです。お昼休みはここでランチを食べたりして、くつろいでいるそうです。
「リフレッシュルームには書棚も設置されており、ビジネスの本など、さまざまなジャンルの本が並んでいるんです。普段、仕事ではなかなか読まない本が置いてあるのが、うれしいですね」(久野さん)

▼自動販売機などが並んでいるので、ランチタイム以外でも、ちょっとした打ち合わせに使ったりすることもあります。

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取材・文/中村仁美  撮影/臼田尚史


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